色選びに自信がない人はコレ!2023年春夏版・鉄板トレンドカラー3色徹底解説
こんにちは! パーソナルスタイリスト・公認心理師の久野梨沙(@RisaHisano)です。
この記事の内容
「似合う」だけではおしゃれになれない理由
おしゃれをするのに、「色」は重要な要素です。だからこそ似合う色を診断できる「パーソナルカラー」の人気が高いわけですが、でも、
というお悩みを聞くこともまた多い、というこの事実…。
なぜ「似合う色」だけでは垢抜けて見えないことがあるのか?
それは、人がおしゃれに見える要素は、「似合う」ということだけではないからです。
それと同じくらい、「世の中の雰囲気と調和しているか=トレンド感があるかどうか」もとても大事なんですよね。
例えば、山の中でバーベキューをやるというシーンで、レースのたっぷりついた美しいドレスを着ていっても決してその人は素敵には見えません。
いくらそのドレスが素敵なものだったとしても、それを着たときの背景になじまなければ、おしゃれには見えないということです。
同じ事が、街中を歩いているときにも、普段の生活をしているときにも言えます。
今、生きている自分の背景と調和しているかどうか。
これはおしゃれにおいては自分に似合うかどうかと同じくらいに大事なことで、その中にトレンドも含まれるというわけです。
トレンドカラーは似合わない色まで素敵に見せる魔法の色
で、そんなトレンドを手っ取り早く取り入れられるのが、トレンドカラーです。
トレンドカラーの服は販売されている量が圧倒的に多いので、結果的にその色を着ている人が世の中に増えます。
そうなると、仮にそのトレンドカラー自体が自分に似合わないものだったとしても、世の中の雰囲気とは調和するので素敵に見えやすくなります。
つまり、トレンドカラーは似合わない色を着こなすチャンスにもなるということ!
とはいえですよ。
じゃあトレンドカラー着てみようかってなって、インターネットで検索してみてくださいよ。
たーーっくさんの色が出てくるわけです。なんならサイトによって何色って言ってるかが全然違ったりします。
SNSで情報収集しても同じこと。
「どれがほんとなの?!!」と混乱しますよね。
トレンドカラーは、事前予測されるものと実際に流行るものがあります。
もちろん、実際に流行るもの・流行る確率が高いものを取り入れた方が吉。
ですからこの記事では、「絶対に流行る3色」をまとめてお伝えします。
ちなみになぜ「絶対に流行る」と言い切れるかというと、有力ブランドや有力セレクトショップの発注が多い色を調べたからです。
売られる数が多い色が流行る。
逆に、売られていない色は流行りようがないわけですね。
では行ってみましょうー
▼同じ内容をYouTubeでも見られます。動画でチェックしたい方はこちらで!
2023年春夏のトレンドカラー ①クリームイエロー
ということで、2023年春夏トレンドカラーはこちらの
✅クリームイエロー
✅リーフグリーン
✅ライラック
の3色です。
早速、1色ずつ解説していきましょう。
明るくてふんわりとした柔らかい黄色です。
流行の背景としては、コロナや戦争など、長引くこの不透明な日々の影響があります。
黄色というのは、色の中で一番明るい色です。ですから、色彩心理的には光とか希望みたいなものを人間に感じさせる色なんですね。
ですから、その長引く不透明な日々の中に差し込んだ一筋の光…といったイメージで提案されている色です。
同じ黄色って言っても、蛍光イエローみたいな黄色だと疲れてる心には眩しすぎるんですよね。
だからこその、この柔らかいクリームイエロー。
こういう色調の黄色の方が、今の人々には受け入れられるわけです。
2023年春夏のトレンドカラー ②リーフグリーン
続いては、リーフグリーン。明るくて少しくすみも感じるような、落ち着いたグリーンです。
光を透かすような新緑のグリーンですね。
この色の流行の背景としては、SDGsという概念がだいぶ定着してきて、自主的に地球環境のために取り組む人が増えてきているということがあげられます。
そういった人々の変化を捉えた、ナチュラルな色です。
また、美容においても作られた人工的な美しさより、ありのままでいることの美しさの方が魅力的だ、という風潮になってきましたよね。
そんな「自然体の美しさ」にしっくり来る色ということでも注目されている色です。
2023年春夏のトレンドカラー ③ライラック
そして最後がライラック。淡い紫ですね。
こちらはずばり多様性を表現するカラーです。
いろんな価値観を受け入れていこう、違いを楽しもう…といった世の中の流れを表現するカラーとして選ばれたのがこの明るい紫。
というのも、元々紫というのは神秘的なものとか、別世界を感じさせる色彩心理をもっているんですね。
今のような人工の染料がなかった時代、紫の天然染料というのは非常に貴重で、高いくらいの人しか紫の衣服を身につけることができませんでした。
そのことから、何か雲の上の存在とか、見えないもの…みたいなイメージが付いたわけです。
そんなよくわからないもの、別の世界のことに感じるようなこともぜんぶ包み込んで受け入れるような、そんなイメージなのがこのライラックなんです。
トレンドカラーから、今年っぽいおしゃれの本質を知る
さて、2023年春夏のトレンドカラー3色とその流行の背景を見てきましたが、全体としては、やっぱり人々の中にある不安や疲れにそっと寄り添うような柔らかい色ばかりが選ばれているということがポイントなんですよね。
そのあたりも考えると、色だけでなく、服のデザインや素材感、着こなしにおいても「優しい感じ」っていうのは全体の今年っぽさを司るキーワードとして見えてくるんじゃないかと思います。
そんなファッションは、まさに今だから素敵に見えるもので、今の時代を生きている我々の共通言語ともいえます。
そんなつながりを感じながら楽しめる、というのもトレンドの醍醐味なのでぜひ取り入れてみてくださいね!
2023年春夏トレンドカラーのアレンジ事例
こんな感じの「今年のトレンドカラー解説」を皮切りに、
✅これらのトレンドカラーを自分に似合わせるアレンジ方法
✅トレンドカラーを使った配色パターンの考え方
✅配色パターンを実際作ってみるワーク
✅絶対失敗しない、鉄板配色パターン4つ
を2時間じっくり解説したのが、先日ZOOMで行った「トレンドカラー講座」でした。
参加者様の中には、実際にこの春に買ったトレンドカラーのアイテムに合わせる色を、こんな風に理論的にワークシートにまとめて、さらに私からのアドバイスも受けてブラッシュアップされてました!
▲指のやじるしの先、黄色い枠内が私がしたアドバイス。でもアドバイス前から完璧なカラーコーデが作れてますね!素晴らしい✨
こーんなご感想も頂きましたよ。
すでに購入したトレンドカラーっぽい服に合わせて配色を考えたものにアドバイス頂けて大変勉強になりました✏️
また、他のご参加者様からはこんなご感想も…。
今まで自分に似合わない色だったらスルーしていたけれど、似合いづらい色であっても自分に似合うようにアレンジする方法や、季節ごとに店頭に並ぶ色みが変化していくことも知ることができて、今後は挑戦したい色の幅が増えそうだと感じわくわくしました。
また、トレンドカラーのアイテムを購入するメリット(トレンド感が出せる、商品数が多いのでその中から自分に合うアイテムや色味を選べる、トレンド感があるので本来自分に似合わない色も身に付けやすい等)がよくわかりました。
皆さん楽しそうに受講して下さって有り難かったです!
こんな風に、色彩の基本知識と色彩心理学、さらにトレンドカラーまで色のすべてをオンラインでたっぷり学べる「トレンドカラー講座」は、7月21日(金)までアーカイブ動画で受講ができます。
まだまだ申込は間に合いますので、ぜひ興味がある方はお申し込み下さいね!