足が長く見えるコートとボトムの黄金比率
冬、外を歩いているときのコーディネートの大半をコートが占めます。つまり、コートの選び方次第で、コーディネートの完成度は大きく左右されるということ。
この記事の内容
厚手のダウンコートは4:6ですらっと脚長に
まず、もっとも丈に注意したいのが、ダウンコートなどの厚手のアウターです。ボリュームのあるアウターですから、背の低い方は特に、丈はできるだけコンパクトにする方がお勧め。
足を長く見せることを優先に考えるなら、ダウンジャケットとパンツの丈の比率は、4:6が最適。ダウンコートの裾がちょうど腰骨に来るくらいのこの丈であれば、上半身が重くなりすぎることもなく、きれいなシルエットを保てるはず。
女性の場合なら、この丈に抑えればスカート全般との相性は抜群!
もしジャケットの上から羽織るコートを選ぶなら、この次の項目を参考にしてください。
ウールのショートコートは5:5で、ヒップもカバーできるバランスに
ダウンジャケット以外のコートであれば、首の付け根から足首までの長さの、ちょうど半分のところにコートの裾が来る丈がベスト。ここはヒップの付け根となるので、ちょうどヒップがすっぽりと隠れて体型カバーにもなります。
長めコートを使った6:4のコーディネートは、パンツのシルエットが重要
膝上当たりに裾が来る丈のコートとロングパンツを合わせると、ちょうとバランスは6:4程度に。この時、パンツが太い幅のものだと非常にバランスが悪く見えます。
一番難しい長めコートと長めスカートは、9:1が正解!
女性の場合、一番悩むのが、「コートからスカートがちらっと見えるとき、どのくらいのバランスが良いの?」ということ。
この疑問に対する正解は、上画像のようにコート丈と見えているボトムの丈が9:1になる比率。こんな風にスカートの裾だけが除くバランス、ということですね。これ以上スカート丈が長く、見える範囲が大きくなると、ずるずると重い印象になり野暮ったく見えてしまいます。
女性ならでは!ワンピ風に着こなす10:0
いかがでしょうか?
毎年冬になると、フォースタイルのパーソナルスタイリストへも、コートのお見立てのご依頼が急増します。なぜなら、コートはとても大きい買い物。また、かさばるために、そう何枚も保管するのも難しいアイテムだからです。
だからこそ、自分の体型を美しく見せ、手持の服と合わせやすいものを慎重に選ぶことが必要。このコラムを参考に、あなたのコートのコーディネートを今一度見直してみて下さいね。