受講料を払うことに罪悪感…その裏に、自己肯定感の低さが潜んでいることも
こんにちは!
for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)代表の久野梨沙です。
FPSSの第15期のご入学者の面談が続いています。
この面談で入学を決断するまでにいろいろ考えたことや今後に向ける想いなどを聞くなかで、先日も出てきたのがこんな言葉。
それは
「こんなにお金を払って学んでもいいのかな…ってずっと迷っていたんです」
というもの。
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「お金のメンタルブロック」って聞いたことありますか? 使われ方に要注意な言葉ではあるんですが…
FPSSへの入学を検討する中で、受講料を払うことに罪悪感を覚える人はとても多いものです。
何とかそれを振り切って入学を決断してくれる人もいますが、中にはそれを理由に諦めてしまう人もいました。
そのたびに私は「お金のメンタルブロック」という言葉を思い出します。
「メンタルブロック」とは、私たちの行動を妨げる何らかの思い込みのことです。
そして「お金のメンタルブロック」とは、お金に対して抱く態度や信念の中で、自分が望む経済的な成功を達成する障害となるものを指します。
これらのブロックは、人々がお金を稼ぐことや、お金を節約すること、投資すること、そして富を築くことを妨げる可能性がある、とされています。
でも私はこの言葉はあまり使わないようにしているんですよね。
というのも、この言葉があまりにも「脅し」に使われすぎている現状があるからです。
明らかに高すぎるコンサルティングやスクール費用を掲げ、それを払うことに躊躇する人に向けて「あなた、それは『お金のメンタルブロック』よ!そんなことじゃいつまでたっても成功できないわよ!!」と煽る…
そういう話をよく聞くんです。
そもそも自分にとって分不相応な金額を支払うのに躊躇するのは当たり前。
それは「お金のメンタルブロック」ではありません。
だからそういう「煽り」の文脈でこの言葉が使われたら、それは無視した方がよいのですが…
でも、払うことができるのに、払うのが怖い、罪悪感がある、という状態なのであれば。
それはやっぱり「お金のメンタルブロック」と言わざるを得ないんですよね。
そしてそのメンタルブロックは早めに解除しておいた方がよいものです。
というのも、お金を使うことに罪悪感を覚える人は、お金を稼ぐこと・もらうことにも抵抗感を覚えるものだから。
そしてその状態だと、正当な評価全般も受け取れなくなるからです。
お金との向き合い方に、自己肯定感が表れる
その金額を払おうと思えば払えるはずなのに、そんなの自分にはもったいない、と思ってしまう。
そんな人は大抵、お金を頂くことも苦手です。
FPSSの開業講座では、今後自分がやっていくサービスメニューやその価格設定をする授業があるのですが、そういう人は皆さん、驚くほど低価格で設定してきます。
「じゃあその仕事にかかる時間を計算して、時給を出してみましょうか?」と伝えて計算してもらうと、時給2〜300円とかになってしまうくらいの、低価格。
時給を算出してみてやっと「この価格は安すぎるんだ」と理解はできるんですが、じゃあ正当な時給で価格を設定し直してもらうと、「やっぱりこんなに高い金額をもらうのは怖い」となることが多く……
「払うのが怖い」のも「もらうのが怖い」のも、結局原因は一緒。
自分にそれだけの価値がある、と思えない状態なんですよね。
その状態は、開業しないのなら解決しなくて良い、というものではありません。
会社に勤めていたとしても不当に搾取されてしまう可能性が上がります。
給与を上げてもらうような交渉ができなかったり、あるいは、サービス残業をするなど「奉仕」しすぎてしまったり…
お金って単に「価値を媒介する物」です。
だから、お金を受け取れないのは、本質的には自分に与えられた価値全般を受け取れないということでもあります。
だから、お金だけでなく人からの好意なんかも受け取れなかったりしがち。
ふとなにか良くしてもらったときに「すぐに何かお返ししなきゃ!」と焦ってしまう、なんてことも思い当たるんじゃないでしょうか。
この状態じゃあ、生きづらいですよね。
お金をもっとフラットにとらえる練習を
だから、FPSSではお金に対する捉え方を変えることも練習していきます。
お金を払う・もらうことへの罪悪感の原因がわかったところで、すぐに「じゃあ自分に自信を持って、どーんと払おう!もらおう!」と変われるわけではありませんから。
わかってはいても残ってしまう恐怖心とどう向き合い解消していくか。
様々なやり方を試していきます。
例えば「割ってみる」というのもよくやる方法。
FPSSの受講料であれば、それを例えば1年で取り返そうと思ったら何人くらいお客様にサービスを売れればよいのか、考えてみます。
そうするとだいたい、2万円強のサービスを1ヶ月あたり3人に販売すれば、元が取れる計算になります。
1ヶ月に3人ですから、1週間に1人弱です。
カラー診断など、何かの診断1つで2万円強は取れますから、売りやすい単価でもあります。
こんな風に細かく分けてちゃんと計算してみると、「自分にもできるかも」と思えてきます。
お金という価値を漠然としたまま考えるのではなく、より具体的に落とし込んでいくことで、自分の価値とつなげていくイメージです。
同様に、FPSSの開業講座では、1ヶ月の目標売上金額を、サービス単価で割って集めるべきお客様の数を計算してみたりします。
こうすると、「自分が開業して月に○万円も稼ぐなんて難しそう…」という不安が、「○人お客様集めれば良いのか!そのために何をすれば良いだろう?」という考えに変わります。
漠然とした不安を、具体的なアクションプランに変換していく、ということですね。
開業をする中で自分と向き合い、弱さを克服できる
私自身、開業したことで「好きな仕事で食べていけるようになった」というのが何より嬉しかったことですが、それだけでなく、自分の弱いところを受け入れ克服できたということも、大きな収穫だったと考えています。
お金のメンタルブロックも、例え開業しなかったとしても解消した方が良い自分の「弱み」と言えるわけで、そのようなことにしっかり取り組むということも、FPSSの中で提供したい学びです。
自分の行動や考え方を、「気合い」や「思い直す」ことだけで変えるのは不可能。
それは心理カウンセラーでもある私が一番よく知っています。
自分によりフィットする新しい考え方を知り、心理面のサポートを受けながら行動していくことでしか、自分を変えることはできません。
単にファッションの知識を知るだけでなく、自分と向き合い理想の自分になっていく、総合的な学び。
それは、今、「私なんかが起業できるのかな」「こんな受講料払って学んでも大丈夫かな」と不安になっているあなたにこそ、役に立つ学びのはずです。
現在募集中の第15期が、今年最後の生徒募集です。自分を変えるのは早いに越したことはありません。
ぜひ一歩踏み出して下さいね。
受講料のカード分割払いに対応しました!
第15期で今年のご入学受付は終了ということで、多数のお問合せを頂いています。
ありがとうございます。
その中でも多かったのが、「今年の後半に入学しようと思っていたので、受講料の準備が間に合わなくて…カード分割支払いはできませんか?」というもの。
そこで今期については、分割払いにも対応させて頂くことになりました。
ご希望の方は、ぜひ以下のフォームからご入学お申込をする際にお書き添え下さい。
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