育児、介護、定年…これからのキャリアが不安! そんなとき支えになる「手に職」の探し方

 

 

育児、介護、定年…これからのキャリアが不安! そんなとき支えになる「手に職」の探し方

 

こんにちは!for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)代表の久野梨沙です。

 

最近多い、キャリアの悩み

こんな風に起業して仕事をしていると、スタイリストになろうとしている人だけじゃなく、いろんな人からキャリア相談をされる機会が多いです。
仕事でつながりの合った人なんかから「知り合いが自分でできる仕事で何かやりたいって思ってるらしいんだけど、ちょっと話聞いてあげてくれない?」といった感じで。

で、最近またそういったキャリア相談的な話が増えてきたなーと感じています。

 

相談してくる人は年齢層としては二極化していて、20代〜30代前半の人か、もしくは50代になった人。

気力・体力・経験力の総合的な面で考えれば、その間の世代の人が実は一番起業に向いているとは思うんですが、特に女性の場合にはこの世代ってどうしても結婚とか出産とかで生活環境変わっちゃうのでいろいろと動きづらいんでしょうね。

だからその前後の世代の人からの相談が多いんだと思います。

若い世代の人は、「これから結婚もしたいし育児もしたいけど、今のままの働き方じゃ両立なんか絶対無理だから、手に職をつけて独立できるようにもしておきたい」って悩んでいるようです。
それに加えて、物価が上がっていくのに給料は全然上がらないっていう問題もあり。昇進したくても上も詰まってる、っていう閉塞感もすごいです。

で、もう一方の50代の人は、「あれ?ここまで頑張ってきたけど、もう気づいたら定年までそんなに年数ないよね…?もう働けなくなるの?」って改めてビックリしちゃって、第二のキャリアを慌てて考えはじめる、って感じですね。

 

そんな感じでそれぞれの理由で、再就職っていうのも難しいために、フリーランスで何かできることはないかと探し始めるわけなんですが、みんなまずはじめに口にするのが「何をすればよいのか」という悩みです。

 

独立する人がみんな、やりたいことがはじめから決まっていたわけじゃない

ずっと会社勤めしていると、「独立するような人って、やりたいこととか技術が元々ある人でしょ」って思っているのではないかと思います。

でも全然そんなことないんですよね。

まず「独立したい」「なにか自分だけで続けられる仕事がしたい」っていう希望が先にあって、じゃあ何やる?何ができる?って後から探し始める人の方が圧倒的に多いです。

 

そして実は、私もそのパターン。

会社に入社した当初から漠然と「ずっと会社に勤めるのはちょっと性に合わないな」と思っていて、会社員として務めながらずーっと起業ネタを探していました。
既に起業している人の話を聴いてみたり、当時はそれほどネット上にも情報がなかったので起業に関する本を買いあさってみたり……。

で、たまたまアメリカで「パーソナルショッパー」っていうサービスが一般化してきた、っていう情報をキャッチして「これはちょっとアレンジすれば日本でもいけるかも!私の持ってるスキルが全部活かせるし!」って感じで起業したんです。

だから、独立したいけど、何をしてよいかわからない…と悩む人の気持ちはすごくよくわかるし、それでも一度ネタを見つけることさえできればなんとかなるよ!と言いたい。
やることがちゃんと決まっている人の方が成功するような感じがするけど、全然そんなことはないんだよ、と。

 

「手に職」を考えるとき、大事にすべきは何が上手かではなく、何が好きかということ

だから「独立したい」「手に職が欲しい」という気持ちが先にあっていいんだけど、では何をするか、を考える時に覚えておいて欲しいのは「これなら稼げそう」という理由で選ばない、ということです。

今、ネット検索してみると「2023年、今、狙い目の副業ネタ!!!」みたいな記事、たくさん出てきます。そういう情報ばかり発信しているSNSアカウントもたくさん。

でもね、独立して17年経った今つくづく思うのは、「儲かるんならやろう」ていう感覚でビジネスを選ばない方がいいってこと。

なぜかというと、ビジネスで儲かるかどうかは、そのビジネスの内容で決まるわけではなく、ビジネスの内容とやる人との相性で決まるから

この「相性」ってところをもっと詳しく言うと、こういうことです。

はじめの結果がなかなか出ない期間にも、そのビジネスを地道に続けられるかどうか。

で、じゃあ、結果が出なくても続けられることは何か、ってどんどん突き詰めていったら、結局「好きなこと」になるんですよね。

 

何をはじめるにしても、どんなに短くとも3ヶ月は何の利益も出ないところかリアクションすら来ない、と思った方が良いです。例えば私がもう3年にも渡って配信し続けているPodcastも、初めの3ヶ月は鳴かず飛ばず。
全然リスナー数も増えないし、誰かこれ聞いてるの?私は虚空に向かって喋っているの?という状態でした。

それが3ヶ月を過ぎたあたりから、質問や感想メッセージが来るようになり、「面白かった」ってSNSで紹介していただけるようになり、朝日新聞のPodcast特集に取り上げられ、リスナーさんが私のオンラインサロンに入ったりこのFPSSに入ったりするようになり……。

 

Podcastに限らず、ブログにせよ何にせよ、何らかの手応えが得られるまで少なくとも3ヶ月はかかるんです。(毎日やった場合で3ヶ月なんで、毎日できなければもっと長い期間かかりますね…)

で、結果が出ない中続けていかなきゃってなると、これはどう考えてもそのこと自体が好きじゃないとできないんですよ。
よく「好きなことを仕事にしよう」って言われるのは、好きなことだったら何でも成功するからではなくて、続けなきゃ何も始まらないから、なんですね。

 

だから、おしゃれが好きなら「アパレル未経験」とか気にせず、それを仕事にした方がいい

 

だから本当におしゃれが好きだったら、「手に職」はファッションジャンルの中で考えた方がいいんです。
アパレル業界未経験だとちょっとためらうかもしれません。でもどんなに経験があるジャンルでも、好きじゃなきゃ続かない→結果が出ない というルートになることには変わらないわけで。
経験があればすぐ集客できる、ってもんでもないのでね。

 

であれば、好きなおしゃれを仕事にした方が遙かに成功確率は上がるわけです。

それに何より、好きなことはやっていて楽しい!
当たり前だけど、これも大事なことです。年齢重ねるほど我慢が効かなくなるので、楽しいことじゃないとこれまた続かないので😂

 

さて、私たちFPSS。現在入学受付中の第16期の先行特典期間が、明日8/31(木)で終わります。
明日までに入学すれば、オンラインサロンのコンテンツ無料見放題などの特典が、漏れなくついてきます。

ぜひこの期間に踏み出してみて下さい。どうせ入学するなら、この期間がお得ですから。ぜひ!

 

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執筆者プロフィール

久野 梨沙
久野 梨沙for*styleパーソナルスタイリストスクール代表
株式会社フォースタイル 代表取締役社長/一般社団法日本服装心理学協会 代表理事/跡見学園女子大学 兼任講師/公認心理師

服装心理学®に基づくパーソナルスタイリングの第⼀人者。大学で心理学を研究した後、大手アパレルメーカーの企画職を経てスタイリストに。社団法人日本服装心理学協会の代表として、装いが人の心に与える影響を研究する「服装心理学®」の啓蒙活動にも尽力。自己肯定感を高めるファッションカウンセリングや、服装を用いた印象コントロールに定評がある。著書に「最高にしっくり似合う服選び」(学研プラス)など。
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