【スタイリスト直伝】季節の変わり目コーデ術:夏物を秋に賢く着回しする方法とは?

こんにちは、for*styleパーソナルスタイリストスクール(FPSS)代表講師の久野梨沙です。

ここでは、多くの方が悩む「季節の変わり目コーディネート」について、FPSS入門講座で実際に行ったスタイリング添削の事例を通じてお伝えしていきます。

季節の変わり目、まだ前のシーズンの服も着たいけど、そのまま着ると新しい季節に合わないし…。
そんなとき、あなたならどうしますか?
今回は夏から秋に変わるタイミングをテーマに学んでいきましょう。
最近残暑がとにかく長いので、薄手の夏アイテムを使いつつ秋っぽく見せるテクニックは、覚えておくと今後かなり便利になりますよ!

では早速、生徒のMさんが考えたコーディネートを見てみましょう。

生徒さんの作成した
「30代女性のマチアプ初対面コーデ」

【スタイリスト直伝】季節の変わり目コーデ術:夏のスカートを秋に賢く着回しする方法とは?


私が想定したのは、普段カジュアルな服装が多い30代前半の女性です。設定としては、アプリで知り合った人と初めて会うというシーン。
  
なるべく手持ちの夏服を活用しつつ、秋を感じさせるような装い、初対面でのイタリアンランチにふさわしくちょっと綺麗めに見せたい……という狙いで考えました。
インナーとスカートが手持ちの夏物で、そこへジャケット、シューズ、バッグを新調して全体をまとめようと試みました。
  
配色については、いつもはダークトーンやグレイッシュな色を使うことが多いので、あえて明るいブライトトーンやペールトーンを中心に選びました。
  
柔らかい印象を狙ったのですが、ただ、仕上がってみるとまだだいぶ夏っぽいような……???
生徒
生徒

  

久野梨沙
久野梨沙
季節の変わり目のデートコーデに挑戦したんですね。
  
手持ちの夏服を上手く秋口にも使いたいって、お客様からはとてもよく頂くリクエスト。ここは上手に秋へシフトチェンジする方法を覚えておきたいところですね。
  
では、このコーディネートをプロの目線で見ていきましょう。

 

季節の変わり目は、
「色」から先に衣替えしよう

暦の上ではもう秋でも、残暑が厳しい時期は素材を秋っぽく厚手にすると着心地が犠牲になってしまいます。とはいえ、こんな風に明るいトーンで全体をまとめてしまうと、いくら長袖でも見た目が春夏っぽく見えてしまうんですよね。

だから、もう少し暗いトーンのアイテムをプラスして秋っぽさを強めていきましょう。

【スタイリスト直伝】季節の変わり目コーデ術:夏のスカートを秋に賢く着回しする方法とは?

例えば、ジャケットをニットワンピースに変えてみるのはどうでしょうか。
私のおすすめは、透け感のあるニットワンピース。色は秋らしいワインレッドを選びつつ、素材を薄手にすることで残暑にも対応できます。

また、バッグも白から色物へ。
くすんだブルーなら、全体的な色の調和を保ちつつ、秋らしさを演出できます。

ニットワンピースを重ね着するテクニック

【スタイリスト直伝】季節の変わり目コーデ術:夏のスカートを秋に賢く着回しする方法とは?

さてこのニットワンピースをただ着るのではなく、こんな風にカーディガン風に着てみるわけです。

スカートをチラ見せする程度にすれば、スカートの存在感は残しつつ、全体的には秋っぽさが出せるんです。
これが「秋の変わり目コーデ」の極意!

初対面デートにしては少し固い印象だった上半身も、ジャケットからニットに変わることでやわらかさが増しましたよね。

さらにアクセサリーはガラスビーズの揺れるピアスに。
ここへ、新しく投入したニットワンピースと同じ色のビーズがあることでさらなるまとまりを図りました。

素材で季節を先取りするなら
「表面感」を意識して

色以外でももちろん季節を先取りする方法はあります。

【スタイリスト直伝】季節の変わり目コーデ術:夏のスカートを秋に賢く着回しする方法とは?

まずはインナーをTシャツではなく、ベロア風のハイネックを選んでみては。
表面に起毛感があるので秋っぽく見えますが、シアー素材だから着心地はあくまで涼しさをキープ。

さらにパンプスも同様にグレーのベロア素材に変えてみましょう。
高い位置にあるインナーと素材感がリンクすることで、全身の統一感も生まれます。

生徒さんの作成した
「30代女性のマチアプ初対面コーデ」
ビフォーアフター

【スタイリスト直伝】季節の変わり目コーデ術:夏のスカートを秋に賢く着回しする方法とは?

このように、色だけでなく素材感や重ね着のテクニック、小物の使い方などを工夫することで、秋っぽさを出しつつも暑くならないコーディネートが完成しました!

理想のアイテムが見つかる
プロのスタイリストの思考プロセス

さて、ここで生徒Mさんからさらなる質問が……。

確かにこのコーデを作ったときに「もう少し秋っぽく見せられるようなアウターがあれば…」って思ったんですが、ニットワンピースを使うっていうアイディアが思いつきませんでした💦
  
どうしたらそういう発想が浮かぶようになるんでしょうか?
生徒
生徒

  

久野梨沙
久野梨沙
いい質問ですね〜!
これはスタイリストを目指しはじめたとき、ほとんどの人がぶつかる課題なんです。

  

課題を解決するためにぴったりのアイテムが思い浮かぶかどうかは、スタイリストとしての「引き出し」の豊富さにかかっています。
つまり、自分の中に「こんな洋服があるよね」という知識の蓄積がないと、なかなか思いつかない、ということ。

スタイリストではない一般の人は、自分がこれまで着てきた種類の服しか頭の中にイメージがありません。でも、プロのスタイリストになるためには、それだけでは圧倒的に足りません。
だからとにかく、これまで自分が普段着てこなかったようなアイテムも知っていく必要があるんです。

では、どうやってその「引き出し」を増やしていけばいいのでしょうか。
それは日々の努力にかかっています。

ファッション雑誌やブログをチェックする。
SNSで最新のトレンドをフォローする。
街中でのファッションウォッチングを習慣づける……などなど。

それも単に見るだけではなくて、
「このアイテムは、こういうときに便利だな」
とか
「こんな使い方ができるんだな」
と、想像力を働かせながら見ることが大切!

そうやって心に留めておいたアイテムだけが、必要なときにふっと思い出せるようになるんです。

例えば今回のケースだと、添削した私の頭の中はこんな感じでした。

このスカートを使いたいけど、春っぽい色だから秋っぽく見せたい

じゃあ、合わせるアイテムのカラートーンを暗くしよう

長いものを合わせれば、スカートの見える面積を減らせるから、より秋っぽくなるかも

長くて、しかもデートにふさわしい女っぽいもの・・・9月だからコートは無理だし・・・

カーディガン?でもただのカーディガンじゃちょっとデートっぽくないかなぁ

もっと女性っぽいもの…ワンピース?
でも普通のワンピースだとスカートとの重ね着がちょっと難しそう

前開きのワンピースなら、アウター風に着られるかも

透かし編みのニットワンピースなら、落ち着いた色でも重くならないし、可愛さも加わって良さそう!

こんな風に、条件を一つずつクリアしていって、最終的にピッタリのアイテムにたどり着くんです。
実際にはこれがほんの数秒で頭の中で行われるわけですが・・・・・・。

だからこそ、普段から「こんなアイテムもあるんだな」という知識を増やしていく必要があるんです。
ぜひ、いろんなファッションアイテムに興味を持って、「これ、こんなときに使えそうだな」と想像しながら見てみてください。
そうやって少しずつ「引き出し」を増やしていけば、どんな難しい要望にも応えられるスタイリストになれると思います。
積み重ねた分だけ、確実に結果は出ますから。がんばっていきましょう!
それに、アイテムを知るほどできるコーディネートの幅が広がるので、どんどん楽しくなっていきますよ💕

以下の記事では、今回添削を受けた生徒さんの生の声を読むことができます。かなり学びが多かったようですよ・・・!

久野梨沙
久野梨沙
この記事を参考に、ぜひあなたも、季節の変わり目コーディネートに挑戦してみて下さい
きっと新しい自分に出会えるはず!
以下のLINEでは、季節ごとのオシャレの情報も配信していますのでぜひご登録を!

FPSSのLINE公式アカウントで、未経験からスタイリストになるためのノウハウを無料配信!    
 
あなたにしっくり来る服がわかる!for*styleのパーソナルスタイリングサービス    
 
ありのままの体験談が読めるFPSS生徒日記はじめました    

2025年1月開講18期生 残席半分!
即戦力のスタイリストへ、
人生を変える第一歩

「好き」を「仕事」に変える、実践型の講座。

年齢問わず、第二のキャリアを目指す人たちを、実績豊富な講師と凝縮したカリキュラムで即戦力へと導いてきました。

✅現役スタイリストが教える即戦力の実践スキル
✅アパレル未経験でも最短距離でプロへ
✅スマホで学べる動画授業&週末のオンラインライブ授業で仕事と両立
✅独立開業までの具体的ロードマップ付き
✅卒業生ネットワークで実践的キャリア支援

効率的に学んで、確実にスキルアップ。
新しいキャリアへの近道を、FPSSで。

for*styleパーソナルスタイリストスクール第18期入門講座詳細



執筆者プロフィール

久野 梨沙
久野 梨沙for*styleパーソナルスタイリストスクール代表
株式会社フォースタイル 代表取締役社長/一般社団法日本服装心理学協会 代表理事/跡見学園女子大学 兼任講師/公認心理師

服装心理学®に基づくパーソナルスタイリングの第⼀人者。大学で心理学を研究した後、大手アパレルメーカーの企画職を経てスタイリストに。社団法人日本服装心理学協会の代表として、装いが人の心に与える影響を研究する「服装心理学®」の啓蒙活動にも尽力。自己肯定感を高めるファッションカウンセリングや、服装を用いた印象コントロールに定評がある。著書に「最高にしっくり似合う服選び」(学研プラス)など。
Pocket
LINEで送る

スクールについてもっと知る

無料メールレッスン

未経験からパーソナルスタイリストになるためのノウハウを10回のメールレッスンでお伝えします