アラサー女性の休日コーデはボリューム強めが今っぽい!【スタイリング添削】
FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。
パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。
目次
在校生・yamadaayakoさんのコーディネート作品
こんにちは。在学生のyamadaayakoです。
入門講座9コマ目「形から考えるコーディネート」の授業の課題コーディネートを提出します。「ボリュームにコントラストをつけたコーディネート」の課題をアラサー女性のオフスタイルというテーマで作成しました。
ニット×パンツのコーディネートをベージュ系・ブラックを軸に作りました。
季節は秋のある休日。今期トレンド70年代風のボヘミアンスタイルです。
ボヘミアンスタイルに欠かせないポンチョもバイカラーでミニマルなイメージ。
基本となるアイテムの組み合わせは、ポンチョで「ボリュームあり」とスキニーで「ボリュームなし」のコントラストをつけました。
洋服はシンプルに、小物で70年代風を意識。
ブーツはブラウンではなくブラックを選ぶことでシックかつ、ポンチョのボリュームに負けないように。
靴をブラックにしたので他はブラウン系で統一させ、コーディネートが暗くならないようにしました。
講師・久野よりコーディネートへのアドバイス
yamadaayakoさん、こんにちは!
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。
ポンチョはボリュームを出す上ではもってこいのアイテム。
スキニーパンツを合わせ、さらに一番足元のブーツの形状と色で再び重さを出して、一番上のアイテムと一番下のアイテムのボリューム感を揃えることで好バランスになっているコーディネートですね。
ボリュームのコントラストを付けるとき、ボリュームがあるもの・ないものの面積比は、その時代のトレンドに合わせるのが一番ですが、今季はボリュームがあるものの面積が広い方が、より今っぽく見えるシーズンです。
そう考えると、トップスのボリュームをもう少し増やしても良さそうです。
その点を改善したのが以下です。
ポンチョの下にダンガリーシャツをレイヤード。裾が長くなり、袖も出ることで上半身のボリュームがUPします。
さらに、ダンガリーシャツを加えたのには別の意味合いも。
合わせたピアスにブルーが入っていたので、これをシャツの色とリンクさせることで全体のまとまりをより高めることにつなげています。
また、ベージュと黒の中間の明度である色を一色クッション役として加えることで、つながりを良く見せる効果もあります。
バッグはブラウンのフリンジデザインのものでもまとまりは良かったのですが、靴にもタッセルがついているため、デザイン的に少し単調な印象を受けました。
そこで、黒とブラウン系の色が入ったエスニック柄のクラッチバッグにして、変化を加えてみました。
比べてみましょう。
もちろん、タイトなシルエットが流行している時代であれば、修正前のすっきりしたバランスの方がより適しているはずです。
ボリューム感のバランスは、着る方の外見との相性や時代性を考え、慎重に調整するようにして下さい。
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