ストライプなら細く見えるとは限らない！着やせコーデの落とし穴【スタイリング添削】

FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。

パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。

在校生・yamadaayakoさんのコーディネート作品

こんにちは。在学生のyamadaayakoです。

入門講座9コマ目「形から考えるコーディネート」の授業の課題コーディネートを提出します。「細くすっきり見せるコーディネート」の課題をアラサー女性のオフスタイルというテーマで作成しました。

季節は春のある休日。六本木にある美術館にデートに行く時のコーディネートです。
細くすっきり見せるコーディネートなので身長は標準の方をイメージしています。

 

斜線、縞柄の活用をするためにカシュクールデザインのシャツにストライプ柄のスカートを合わせて。
アクセサリーはひし形の揺れ感のあるピアスでシャープに。
ラリエットでシャツの中にも縦のラインを作りました。
靴とバッグは黒で統一させシックに。

場所は六本木にある美術館でアート鑑賞後はショッピングもする予定なので少し綺麗めのコーディネートです。

 

講師・久野よりコーディネートへのアドバイス

yamadaayakoさん、こんにちは！
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。


カシュクールで斜めのラインを作ったり、ストライプ柄を活用したり･･･と、着やせのセオリーはしっかりと取り入れられています。

しかし実は、ストライプ柄は、線が太いと着やせ効果が少し薄まってしまうのです。
もっとすっきりと見せたいのであれば、ストライプの線自体も細いものを選ぶと◎。

こちらはスカートに入った線をもっと細くしたバージョンです。
すっきり感が高まったのが感じられるのではないでしょうか？
パンプスのストラップも足首を細く見せる効果が期待できますが、スカートの柄と同様、ストラップもやはり細い方が華奢な印象になります。

また、角張った形のピアスも、丸顔の女性がつけるとかえって顔の丸さが強調されてしまうアイテムです。
どんな顔型の人でもすっきり見せたいのであれば、あまり角張りすぎていない形で、縦の長さは強調できるデザインを選ぶのが良いでしょう。

そしてアクセサリーの色も変えました。
洋服が寒色系で革小物が黒ということで、ゴールドよりシルバー系でまとめた方がより調和します。

修正前後を比べてみましょう。

着やせを重視するとボリュームのある形や大きな柄などは使えなくなりますので、スタイリングとしてはどうしてもシンプルなものになります。
見た目のおしゃれ感やインパクトを優先するのか、極力着やせを優先するのかは、そのお客様に合わせて調整していくことになります。
微妙な調整ができるよう、今から様々なケースを想定して練習をしていきましょう。

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