【公開添削】体型タイプX型の女性向け・講演用コーディネート
FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。
パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。
今回は昨日UPした記事に引き続き、同じお客様を想定したコーディネートです。
目次
在校生Yさんのコーディネート作品
・体型タイプはX型
・職業はヨガ講師、年齢は35歳
というお客様を想定したコーディネートの2種類目、
女性から見て憧れ感を抱かれる講演用スタイリングを作成しました。
きちんとした雰囲気を印象づけるにはジャケット。
ハリのあるタフタ素材のものを選びました。
上半身が立体的なので合わせるアクセサリーは華美にならないものを。
全体をペールトーンで統一することで女性らしさを引き立たせました。
もう一つのコーディネートでは、OFFの日用に使ったボタニカル柄のタイトスカートを着回ししました。
ベルトをプラスしウエストのくびれを強調させます。
カラフルなスカートを主役に他のアイテムはペールトーンのブルー、グリーンで調和を。
最後のコーディネートでも、OFFの日用のシャツを着回しで使用。
シャツの裾はイン、センタープレスのパンツでフォーマルに。
アンクルストラップのハイヒールはパンツスタイルでもレディライクな印象に見せてくれます。
アクセサリーは華奢で小ぶりなビジューで涼しげなものを。
講師・久野よりコーディネートへのアドバイス
Yさん、こんにちは!
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。
1つめのコーディネートは
・ウエストシェイプが美しく、Vゾーンも広めに開いているジャケット
・細身のタイトスカート
というシルエット選びはX型の体型を活かすものでとても良いと思います。
ただ、全体的に色を統一させたかったのだと思いますが
ジャケットとスカート、そして靴の微妙な色の差が
かえって気になる組み合わせになってしまっています。
もし色をある程度統一したいのであれば
片方は柄物にすると、完全に色が揃わなくても気にならなくなります。
こんな感じです。
全体的に白の面積が多くなりましたので、軽やかに仕上げるべく靴も白に変更しました。
元のコーデと比べてみましょう。
スーツでない限り、全く同じ色の上下を揃えるのは難しいものです。
であれば、柄物を選ぶか、思い切り素材の質感を変えるか、どちらかにした方が違和感のないコーディネートになります。
ただ、このスタイリングにはもう一つ課題があります。
それは、講師用のスタイリングとしては適していても、「ヨガ講師」という雰囲気が演出できていない、ということです。
もし同じジャケットを活かすにしても、ヨガ講師のお客様が着るのであれば、もう少しスポーティーな雰囲気が欲しいところですよね。
例えばこんな風に、ボーダーのインナーとワイドパンツとのマリン風コーディネートにすれば、元のコーデより軽快な印象が出てきます。
靴もパンチングレザーを選ぶことで、ハイヒールでもスポーツテイストをMIXできます。
さて、2つめのコーディネート。
こちらは1つめとは異なり、ヨガ講師らしいカジュアルさが出ていますね。
成功の秘訣は明るい色使いもありますが、カットソー素材のジャケットを選んだことも大きいでしょう。
しかし、色柄が華やかなところへゴールドの大ぶりのアクセサリーが多用されており、too muchな印象も否めません。
そこでこんな風に、ゴールドのアクセサリーを全てOFF。ピアスはナチュラル感があり、スカートの柄とも色が合うフェザーのものに。腕時計も革紐のタイプに変えるとだいぶすっきりしました。
元のコーデと比べてみると・・・
元のコーディネートも組み合わせとしては良いのですが、着る人の職業や演出したい雰囲気を考えて調整すると、よりその人にふさわしいコーディネートになります。
さて、最後のコーディネートです。
こちらも組み合わせとしてはとても良くまとまっていました。シルエットのセレクトでも◎。
しかしこのコーディネートも「ヨガ講師らしさ」が出ているかというと・・・
そこでこんなアレンジをしてみました。
光るアクセサリーも、単に「講演の場面」と考えれば、きらきらと映えて素敵です。しかし、ヨガの先生の講演に、そのような都会的なキラキラ感がふさわしいでしょうか?
それよりも、やはりスポーティーな印象をプラスした方が、「らしさ」が出そうです。
そこで光るアクセは最小限に、メッシュ素材が使われたストールを主役に替えました。
靴は、前のコーデでも使ったパンチングレザーパンプスを着回しです。
元のコーディネートと比べてみましょう。
Yさんは、コーディネートの基本はしっかり押さえることができるようになったようですが、そこに加えて意識したいのは、「その人らしさ」です。単に美しいコーディネートをするなら、雑誌の真似でも良いのです。しかし、「その人が着なければいけない必然性」を持たせるコーディネートは、パーソナルスタイリストにしかできません。
一般的なスタイリングから、パーソナルスタイリングに磨き上げることを意識して作品作りを続けて下さい。
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