【公開添削】パリ一人旅！マダムと呼ばれる旅スタイル〜移動編〜

FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。

パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。

在校生・幸野さんのコーディネート作品
講師・久野よりコーディネートへのアドバイス
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在校生・幸野さんのコーディネート作品

※この作品は連続投稿の1回目です。ぜひ他の投稿もあわせてご覧下さい。
第2回：パリ一人旅！マダムと呼ばれる旅スタイル〜昼の観光編〜
第3回：パリ一人旅！マダムと呼ばれる旅スタイル〜夜・オペラ鑑賞編〜

こんにちは。受講生の幸野智子です。
４０代の女性が一人旅でパリへ行く場合のコーディネートのご提案です。

時期は２月。パリ在住の学生時代の友人と食事もしますが、基本的には一人行動という想定です。

観光もしたいので歩きやすく、なおかつ防犯のためにも現地に馴染み、大人らしい佇まいで、でも頑張りすぎず、日本からの野暮ったい観光客だと悟られず、「マダム」と呼ばれるスタイルを目指しました。

トップスは黒の長袖ハイネックTシャツの上にウールのアンサンブルニットを合わせ、もし室内で暑い場合は脱ぎ着可能にします。

機内での時間が長いので、パンツは柔らかな履き心地のレギンスです。

パリ到着後は寒いことが考えられるので、袖口と襟元に厚手のファーが付いたロングコートと、シンプルな黒のロングブーツで防寒対策を完璧に。

機内ではブーツは脱ぎ、スリッパに履き替えます。予め着圧ソックスを履いておくことで、到着後足がむくんでブーツが履けないという事態を回避。

荷物は可能な限りコンパクトに、スーツケースは機内持ち込み可能な大きさです。
移動では時間管理が非常に大切なので、腕時計は忘れずに。普段より少しオシャレなタイプにします。

貴重品や歯磨きセットが入る落ち着いた大きすぎないバッグを肩がけして、シャルル・ド・ゴール空港を颯爽と歩きましょう！

講師・久野よりコーディネートへのアドバイス

幸野さん、こんにちは！
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。
旅行の移動時に大切な「体温調節」や「伸縮性」などの快適さをしっかり押さえたコーディネートになっていますね。
また、旅行でのコーディネートにもう一つ大切なのが「着回しやすさ」。
実際、これ以外にも同じ旅行という想定でもう2パターンスタイリングを作ってくれましたが、このコーディネートのアイテムが着回しされています。

しかし、着回しやすさを重視した故の弊害がわかりやすく出てしまっています。
それは、地味、ということ。
つい色を着回しやすい黒・茶といったベーシックカラーばかりにしてしまうことで、暗い印象になってしまっているのです。

そんなときお薦めなのは、小物に色を使うこと。
例えばこんな風に。

機内持ち込み・移動時に使うバッグにグリーンを取り入れただけで、地味な印象になるのを防ぐことができました。

比べてみると、バッグを変えるだけで全体の印象が大きく変わることがわかりますよね。
ちなみにこのバッグは、これ以降の旅行中のコーディネートにも合うような色で選んでいますので、他のコーディネートも確認してみて下さい。
※この作品は連続投稿の1回目です。ぜひ他の投稿もあわせてご覧下さい。
第2回：パリ一人旅！マダムと呼ばれる旅スタイル〜昼の観光編〜
第3回：パリ一人旅！マダムと呼ばれる旅スタイル〜夜・オペラ鑑賞編〜