パーソナルカラーSpringタイプ向け・高級感のある印象のビジネスコーディネート【スタイリング添削】

FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。

パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。

在校生akutsuさんのコーディネート作品
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在校生akutsuさんのコーディネート作品

在校生akutsuです。

開業講座12コマ目「色彩心理学」の授業の課題コーディネートを提出します。

今回はパーソナルカラーSpringタイプのキャリア女性のビジネスシーンを想定してコーディネートを作成しました。

色相とトーンの心理効果を用いて、演出したい印象を表現しました。
色相では高級感を象徴する「紫」、トーンでは伝統的で落ち着いた印象をもたらす「ディープトーン」を使用しています。

「紫」は、その印象を強くするために、ワンポイント使用で顔周りに近いスカーフに使用。
Springタイプの方が着用しますので、できるだけ明るい紫を選び、若々しさを損なわぬよう、多色配色を意識したプリント柄のスカーフにしています。

ジャケット、スカート、バック、パンプスには落ち着き（高級感）を感じさせる「ディープトーン」をチョイスしていますが、コントラストをつけるために、ジャケットとスカートの配色はあえて色相を離しています。

また、ディープトーンの配色で上半身が暗くならないよう、インナー、ピアス、時計には光沢感のあるアイテムを投入しています。

講師・久野よりコーディネートへのアドバイス

akutsuさん、こんにちは！
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。

Springタイプは高彩度・高明度のこんな色のグループなので・・・

この色調の色を使うだけでは、なかなか今回表現したい「高級感」は演出しづらいものです。

そんなときに採れる方法としてはakutsuさんが考えて下さった通り、まずは使う色数を多くして暗くならないよう意識する、そして光沢感のある素材を取り入れて明るく見せるといったことが考えられます。

その点では、柄のスカーフを取り入れたり光沢感のある小物を投入したのは非常によかったですね。
しかし、これでもまだ、Springタイプの人が着るには暗い印象。それくらい、Springタイプにディープトーンの色を似合わせるのには多くの工夫が必要です。

例えば、柄のスカーフを投入するだけでなく、コーディネート全体に色数をもっと増やしてみましょう。
作成して下さったスタイリングはブラウス・スカート・バッグ・時計・靴が同系色ですのでまとまりがよくなってしまい、Springタイプの方が着ると寂しく見えそうです。

こちらはブラウスをグリーンに、パンプスをネイビーに変更しました。
パンプスをグリーンにしても良いのですが、端のアイテムに他のアイテムとはまったく違うカラーを持ってくるとそれだけ浮きがちです。
そこでパンプスは、一番上のアイテムであるジャケットと色を合わせてまとまりをつけつつ、その間にまったく違うカラーをもってくることで賑やかにした方が成功しやすくなります。