アクセントアイテムを違和感なくなじませるコーディネートとは?【スタイリング添削】
FPSSでは、課題として作ったコーディネートに、講師から細かな添削を受けることができます。その繰り返しで、スタイリストとしての技術が確実に向上し、プロとしての自信もついていく仕組みです。
パーソナルスタイリストになるまでに、どんな勉強を行っているのか、
講師からどんなアドバイスをもらえるのかの参考にして頂くために
この場所でそのやりとりを公開しています。
目次
在校生T・Yさんのコーディネート作品
こんにちは。在学生の T・Y です。
入門講座9コマ目「形から考えるコーディネート」の授業の課題コーディネートを提出します。
課題:【背を低く見せるコーディネート】
会社員・30代女性のOFFスタイルがテーマです。
秋の過ごしやすい時期、友人とランチ後に映画を見る日という想定で、コーデを作成しました。
90年代のミニマリズムファッションを意識し基本アイテムは無地でシンプルなグレーとベージュ系のアイテムでまとめました。
トップスよりもボトムの色を明るくし、足元だけタッセル付きの赤い靴で目を引くポイントを作る事で、視線が低い位置に集まるようにしました。
重くなり過ぎないように、靴下も黒でなくチャコールグレーを合わせ、首元が物足りないので、ベージュのスカーフをプラス。
秋らしく、フェルトハットと、スウェード素材の靴を選びました。
講師・久野よりコーディネートへのアドバイス
Yさん、こんにちは!
早速コーディネートに関してアドバイスをしていきますね。
背を低く見せるために「重心を下げる」というテクニックはしっかり押さえられていますが、目を惹くために配置した靴の色が他のアイテムと何の共通性もないものなので、浮いて見えてしまっています。
たとえば同じ赤でも、もう少し彩度が低い赤を選べば、ハットのリボンやスカーフの色と彩度が近くなるため、アクセントにしつつ違和感が出ないように配置ができたと思います。
せめて、タッセルが明るいグレーであれば、トップスとリンクするので合わせやすかったかもしれません。
こんな時は、色でアクセントを付けようとせず、柄でアクセントを付けるほうが成功しやすくなります。
以下のコーディネートがその事例です。
色はハットのベルトと合わせつつ、レオパード柄をセレクトすることで靴に視線を誘導させました。
さらに、スカーフを長いペンダントに変更。というのも、せっかく視線を下に集めようとしているのに、首回りにスカーフを巻いてしまったら重心が上がってしまうからです。
長いペンダントであれば、モチーフが下の方に来るので、重心は下のままキープできます。
また、バッグも重心が提げられるような長いショルダー型に。
修正前後を比べてみましょう。
「アクセントアイテム」といっても、他のアイテムから完全に浮いてしまって言い訳ではありません。色か質感か形か、どこか一つにはわかりやすい共通の要素を入れつつ、それでも一番目を惹くようなアイテムを選ぶことが大切ですので、意識して見て下さい。
逆に、修正前に使っていた赤いシューズを活かすとすればどんなスタイリングが考えられるのか、同じ課題で挑戦してみて下さい。
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