パーソナルスタイリストの資格
「パーソナルスタイリストを
名乗るためには
資格を取らなければいけない、
というのは本当ですか?」
スクールに入る目的が「パーソナルスタイリストになるための資格取得」という人は多いものです。実際、私たちFPSSのところにも、資格に関するお問合せは多数寄せられています。
しかし、実は不要な資格のために、わざわざ回り道をしてしまっている人もたくさん見かけます。やみくもに資格を取ろうとせず、自分にとって本当に必要なのか、しっかり調べておきましょう。
1そもそも資格って?
資格には大きく2種類あります。
一つは国家資格。試験など、国が定める一定の基準を満たさなければ取得できない資格で、美容師や弁護士などはこれにあたります。
もう一つは民間資格。パーソナルスタイリングを行う人に発行されている様々な資格はすべてこちらにあたります。つまり資格を持たずにパーソナルスタイリストを始めても、特に問題はないのです。
2「パーソナルスタイリスト」の
肩書きと登録商標について
しかし、民間資格の中にも、それを発行する団体の許可を得ずに名乗ってしまうと法に触れるものもあります。それは商標登録された肩書きです。
名称やマークなどの中には、特許庁に登録されているものがあり、それらはその登録をした名義人が許可しない限り使えないという決まりがあるのです。「コカコーラ」とか「宅急便」といった名称も、商標登録されていますので他社が使うことはできません。
では、「パーソナルスタイリスト」という名称はどうでしょうか?
「パーソナルスタイリスト」は、商標登録できず、誰でも使える名称です。
登録が出願される前に既にいろいろな人に使われている名称は、誰かが登録してもその許可がおりない仕組みとなっており、「パーソナルスタイリスト」はそんな名称だと判断されているのです。
「『パーソナルスタイリスト』は当社で商標登録している」と騙る業者があるようですが、それらは、ロゴマークのデザインとしての登録か、もしくは、異なる業務範囲内での登録ですので、その業者と同じロゴマークを使わない限りは、全く問題はありません。
3では「パーソナルスタイリスト」の
資格を取る本当のメリットは?
これらの資格のメリットは、大きく2種類に分かれます。
■その業務や肩書きの認知度を拡げる
同じ資格名で、同じ業務を行う人を増やすことで、その資格が表す業務を有名にできるというメリットがあります。認知度が上がれば、お客様にも見つけて頂きやすくなります。
このメリットを目的としている資格では、資格取得者が多くなる傾向にあります。そのため、資格取得者のレベルがばらつきやすく、また、同じ肩書きの人が多いため、差別化にもつながりづらいというデメリットも生まれます。
■その技能や知識が一定レベルに達していることを示す
資格の際に試験を行い、一定レベルに達した人のみに発行するのがこちらのタイプです。取得できるのが難しいというデメリットがある反面、高レベルな人のみが持っている資格となるため、差別化でき、お客様に信頼感を与えられるというメリットが生まれます。
資格を取る場合には、このどちらのメリットにあたるものなのかをしっかり見極めることが大切です。
4FPSS認定資格のメリットは?
FPSSでは、「パーソナルスタイリスト」と「服装心理学」の2種類の資格を発行しています。前者はロゴのみ商標登録、後者は名称含めて商標登録済みです。
両社とも、資格発行の目的は「高い技術を有していることを認める」ことにあり、資格の乱発はしていません。資格取得者は少数ながら高い実績を誇っていますので、ハイレベルな情報交換も可能です。
これらの資格については、全ての講座を修了した方が任意で取得できるものとなっており、取得には規定の試験(ペーパーテスト・実務試験)合格と、定期的な研修を受けることが条件となっております。詳しくはお問合せ下さい。