カラー診断や体型診断よりも大事な、パーソナルスタイリストのスキル

こんにちは!for*styleパーソナルスタイリストスクール代表の久野梨沙です。

私は先月末に出産してただいま産休中。
その間は、弊社所属スタイリストや当スクール卒業生のパートナースタイリストにお客様を担当してもらっています。
彼女たちの仕事ぶりを客観的に見られるこの時期に改めて実感しているのが、お客様の満足度が高いスタイリストに共通しているのは「外見診断結果にとらわれすぎない」というスキルだな、ということ。

 

例えば、フォースタイルでは

・似合う洋服のテイストを診断する顔パーツ診断
・似合う洋服のシルエットを診断する体型診断
・似合う色を診断するパーソナルカラー診断

という3種類の外見診断を実施しますが、その診断が上手いからといってお客様から支持されるパーソナルスタイリストにはなれません。

 

それより本当に大切なのは、診断結果・・・つまり外見的に「似合う」ということと、それ以外の様々なポイントを総合的に勘案して結論を出せる力。

お客様には「似合う/似合わない」以外にもなりたいイメージや服の好み、お買い物の予算やTPO、職場のドレスコードなどなどスタイリングに求めるものが多々あります。
それらをすべて抜け漏れなくヒアリングした上で、しっかりと優先順位をつけてスタイリングに反映させること。
それこそが本当に大切な力なんです。

 

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例えば、今日弊社のスタイリストからもらったお買い物同行の報告メールには
「○○さまはパーソナルカラー診断の結果としては黒がお似合いになるタイプでしたが、ご本人がお持ちの優しいイメージとは違ってしまうので、鮮やかなカラーがベストでした」
といった文章がありました。
こんな風に、人気のあるスタイリストは診断結果だけにとらわれることなく、お客様に合わせて柔軟にスタイリングを調整しています。

 

でも、パーソナルスタイリストを目指している人からの質問は、
「このスクールではどんな診断が身につけられますか?」
「他社ではこんな診断が教われるようですが、このスクールではどうですか?」
などなど、診断や資格に関することばかり。
確かに診断や資格は勉強した結果としてわかりやすいものではありますが、それだけを勉強するゴールとしてしまうと、実際に起業したときに苦労してしまいます。

 

入学する前に想像している「パーソナルスタイリストとして身につけるべき知識」と、実際に起業したときに必要になる知識は得てして異なるもの。
本当に必要な知識がどんなものか知りたいのなら、活躍しているパーソナルスタイリストに聞くしかありません。

FPSSが開催しているパーソナルスタイリスト1day講座では、なかなか表では語ることができないようなこの仕事の「本当のところ」をたっぷりお話しします。
パーソナルスタイリストとして10年・スタイリング実績1万件のキャリアの中で遭遇した様々な事例についてもお伝えしますので、この仕事についてより具体的にイメージできるようになるはずです。

 

思い込みや想像を頼りに勉強を始めるのではなく、実情を知ってから学び始めた方が遙かに効率は良くなります。
残席も残りわずかになってきましたので、ご希望の方はぜひお早めにお申し込み下さいね!

 

「パーソナルスタイリスト1day講座」の詳細はこちらからどうぞ

 

執筆者プロフィール

久野 梨沙
久野 梨沙for*styleパーソナルスタイリストスクール代表
株式会社フォースタイル 代表取締役社長/一般社団法日本服装心理学協会 代表理事/跡見学園女子大学 兼任講師/公認心理師

服装心理学®に基づくパーソナルスタイリングの第⼀人者。大学で心理学を研究した後、大手アパレルメーカーの企画職を経てスタイリストに。社団法人日本服装心理学協会の代表として、装いが人の心に与える影響を研究する「服装心理学®」の啓蒙活動にも尽力。自己肯定感を高めるファッションカウンセリングや、服装を用いた印象コントロールに定評がある。著書に「最高にしっくり似合う服選び」(学研プラス)など。
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